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幼年童話のおすすめ9選

※この記事にはプロモーションリンクが含まれますが、筆者の実際の体験に基づき書かれています。

絵本と児童書の中間に位置する読み物、幼年童話。

児童書よりも文字が大きく、挿絵が多いので読みやすく、絵本から児童書への移行期の読み物として最適です。

読み聞かせるなら5歳頃から。
また、文字が読めるようになったお子さまが、はじめてひとりで読む本としておすすめです。

この記事では、そんな幼年童話のおすすめを9選ご紹介します。

筆者
筆者

年間600冊以上の絵本を読み聞かせる絵本マニアの筆者が、幼年童話の中でも本当に子どもウケがいい作品を厳選しました!

幼年童話とは?

絵本と児童書の中間に位置する読み物。
児童書に比べて文字が大きく、挿絵が多いのが特徴。
お子さまがひとりでも読みやすいので絵本から児童書への移行期の読み物として最適。
対象年齢は5・6歳頃から小学校3年生頃まで。

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幼年童話のおすすめ9選

それでは早速、幼年童話のおすすめ9選をご紹介していきます。

易しい順番に並べてあり、下に行くほど文章量が多くなっていきます。お子さまに合った本を選ぶ際の参考になれば幸いです。

みどりいろのたね

たかどのほうこ作 太田大八 絵 福音館書店

  • ページ数:96P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
みどりいろのたね あらすじ

まあちゃんたちのクラスでは、畑に「みどりいろの種」を蒔くことになりました。
ところがまあちゃんはうっかり「みどりいろの飴玉」まで埋めてしまいます。

はたして「みどりいろの種」とは一体何の種なのでしょうか?
そして、まあちゃんが埋めちゃった「みどりいろの飴玉」の行方は…?

みどりいろの種と、うっかり一緒に埋めちゃった「みどりいろの飴玉」が繰り広げる愉快なストーリー。

キャラクターの表情がとってもユニークで子どもウケ抜群です!

ラストの結末にみんなニッコリ。
思わず笑顔になれる楽しいお話です♪

ページ数が多い本に抵抗感があるお子さまでも大丈夫!

こちらの作品は、ページ数は多くても1ページの文章が短いのでサクサク読めますよ

お子さまに読んであげるはじめての幼年童話としてもおすすめです。

つりばしゆらゆら

もりやまみやこ 作 つちだよしはる絵 あかね書房

  • ページ数:77P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
つりばしゆらゆら あらすじ

谷川の上に吊り橋がかかっています。
きつねの子は一度も渡ったことがありません。
ある日いのししのおじさんから吊り橋の向こうにきつねの女の子がいると聞き、一緒に遊んでみたくなります。
きつねの女の子に会うためには吊り橋を渡らなければいけませんが…。

未知の世界への憧れや、好奇心、挑戦したくなる気持ちなどが丁寧に描かれた作品

文字が大きく、イラストもたくさんあるので、読みやすいですよ。

カラーページもところどころにあるので、初めて幼年童話を読み聞かせるというお子さまにも抵抗感なく読んでいただけると思います。

上品な言い回しもとても素敵です。

筆者
筆者

絵本にはないたくさんの文章や表現に触れられるのが幼年童話ならではの魅力です♪

はたしてきつねの子はつりばしを渡りきって女の子に会うことができるのでしょうか?

ドキドキハラハラするお話に、うちの子も固唾を呑んで見守っていました。

その後の展開をいろいろ想像して余韻に浸りたくなるラスト。

とてもおすすめな作品なので是非読んでみてください♪

▼このお話の続きもあります!続きが気になった方は是非読んでみてください♪

はじめてのキャンプ

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林明子 作・絵 福音館書店

  • ページ数:104P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ4.5
  • おすすめ度4.5
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
はじめてのキャンプ あらすじ

なほちゃんはちっちゃい女の子。
大きい子はあさってキャンプに行きます。なほちゃんも行くといいますが、「ちっちゃいこはだめ!」と大きい子に言われてしまいます。

なほちゃんは、「大きい荷物も自分で持つし、泣かないし、ご飯を炊く薪も集められるし、暗い外にひとりでおしっこ行ける」と約束して一緒に参加することにして…?

こちらは、「はじめてのおつかい」や「こんとあき」などで有名な林明子さんの作品です。

大きい子にまざって一生懸命頑張るなほちゃん。

暗くて怖い夜のトイレも勇気を出して…?

ちっちゃい子だって、大きい子に憧れて、背伸びしたくなる時もあるもの。

そんな、成長したいきもちを応援する作品

筆者
筆者

お子さまにとって共感できるシーンがたくさんあるようで、うちの子もお気に入りの一冊♪

なほちゃんの成長に元気と勇気をもらえます!

ヒグチユウコさんの「ニャンコ」シリーズ

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著者:ヒグチユウコ 白泉社

  • ページ数:101P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:4歳〜
せかいいちのねこ あらすじ

ぬいぐるみのニャンコは持ち主のぼっちゃんにとても可愛がられています。しかしもう7歳になってしまったぼっちゃんに、そろそろ飽きられてしまうのではないかと不安です。

すると、友だちが「本物の猫になれば大人も可愛がってくれる。本物の猫になるためには猫のヒゲを集めるといい」と教えてくれました。

ぼっちゃんが大きくなってもずっと一緒にいたいニャンコは、ヒゲを集めに出かけて…。

リアルだけど可愛らしくてオシャレな猫たち。
緻密に描き込まれたイラスト。
見るものを魅了するシュールで独特な世界観が特徴のヒグチユウコさんの作品。

「ニャンコ」シリーズは、大人の方にもファンが多いとても人気の作品です。

中でも、ここでご紹介する「せかいいちのねこ」はシリーズの第1弾。

本物の猫に憧れるぬいぐるみのニャンコが、個性豊かで優しいたくさんの猫達に出会い、今ある幸せや、自分もかけがえのない存在なんだということに気づいていく愛に溢れたストーリーです。

人は皆、誰かを羨ましがったり、もっと愛されたいと願ってしまう生き物ですが、この絵本を読むと、一人ひとりが特別な存在なんだということ・すぐそばにある愛に気づくことができます。

成長に合わせて長く子どもたちに寄り添ってくれ、大人になっても、何度も読み返したくなる大切な宝物となること間違いなしの作品です。

ページ数は多めですが、ページを占める割合としては文章と絵が半々なので、長い文章でも抵抗感なく、楽しみながら読んでいただけると思います。

もしお子さまが長いと感じたら、章ごとに分けて今日はここまで、という風に読んでもいいですね!

筆者
筆者

唯一無二の不思議で独特な世界観に惹き込まれること間違いなし♪

▼どの作品もおしゃれ♪他のシリーズも是非チェックしてみてください!

「かいけつゾロリ」シリーズ

作・絵 原ゆたか ポプラ社

  • ページ数:88P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜

こちらは知っている方も多いのではないでしょうか。

1987年に1巻が発売されてから今年は37年目。シリーズは全部でなんと74冊!

『同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数』でギネス世界記録にも認定された、長く子ども達に愛され続けている今も人気のシリーズです。

いたずら好きで悪知恵が働く悪役が主人公!

でも根は優しくっていいところもあるから憎めない!(笑)

子分のイシシとノシシも良いキャラしてます。

毎回何か悪巧みをするけどトラブルにみまわれ、その悪巧みはだいたいうまくいかないというお決まりの展開なので面白く、次々にいろいろなお話を読みたくなっちゃいます!

物語の随所に出てくる仕掛けやいたずら、クイズのような問題も子ども達に人気♪

失敗してもめげずにいつでも明るく、絶対絶滅のピンチでも決してあきらめない、自己肯定感の高いゾロリは、いつの時代も子ども達の憧れのヒーロー(悪役だけど)です!

「わかったさん」シリーズ

寺村輝夫作 永井郁子絵 あかね書房

  • ページ数:79P
  • 読みやすさ5.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜

不思議なファンタジーの世界に迷い込んでお菓子を作るストーリーが魅力の「わかったさん」シリーズ。

「わかったさんのおかしシリーズ」は全10巻。

クッキーや、ショートケーキ、ドーナツやアップルパイ、マドレーヌなど美味しいお菓子がいっぱいなので、是非好きなお菓子のお話を読んでみてください♡

「わかったさん」の本を読むと、実際にお菓子を作りたくなっちゃう!

お話の中にお菓子作りのカギがあり、実際にそのカギを守って絵本の通りに作ってみると美味しいお菓子ができあがりますよ♪

可愛らしくってどこかノスタルジックな絵もとても素敵!

筆者
筆者

お菓子作りに興味を持ってもらえるシリーズです♪

▼33年ぶりの最新作のレビューはこちら!

ももいろのきりん

中川李枝子 作 中川宗弥 絵 福音館書店

  • ページ数:88P
  • 読みやすさ4.5
  • 子どもウケ4.0
  • おすすめ度4.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
ももいろのきりん あらすじ

るるこはお母さんからとても大きいももいろの紙をもらいました。
その紙で世界一首が長くて綺麗なももいろのキリン「キリカ」を作りました。

すると、なんとキリカがしゃべりだしたのです!
るることキリカは仲良しになりましたが、その晩雨が降ってしまい、キリカの色がはげてしまいます。

2人はキリカの色を元に戻すため「クレヨン山」に向かいますが…?

幼年童話に慣れてきた頃におすすめなのがこちらの作品。

子どもの頃、自分の描いた絵が動いて喋ったらいいなぁ…なんて考えたことはありませんか?

そんな夢のようなお話がこちら。

るるこが作った世界一首が長くて、世界一綺麗なももいろのキリン「キリカ」。

さぁ、この自慢のキリン「キリカ」とるるこは、一体どんな冒険をするのでしょうか?

文字が小さく、文章も長めですが、クスリと笑えて子どもの夢がたくさん詰まったストーリーに、お子さまもきっと夢中になってくれるでしょう。

思わず読者もニッコリしてしまうラストは必見です。

筆者
筆者

キリカみたいなお友達がいたらいいなぁ…!

お子さまの想像力を広げてくれる作品です♪

もりのへなそうる

わたなべしげお作 やまわきゆりこ絵 福音館書店

  • ページ数:160P
  • 読みやすさ4.0
  • 子どもウケ5.0
  • おすすめ度5.0
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
もりのへなそうる あらすじ

てつたくんは5歳、みつやくんは3歳の兄弟です。
ある日2人は森で赤と黄色の縞模様の大きなたまごを見つけました。
実はそのたまごは、怪獣「へなそうる」のたまごで…?

長い物語にもすっかり慣れてきたお子さまには「もりのへなそうる」がおすすめ。

 1971年が初版のロングセラー作品です

私も子どもの時に読んで、いまは娘のお気に入りで何度も読んだ一冊です。

ページ数は160ページと、この記事でご紹介したどの本よりも長いですが、楽しいストーリーなので是非挑戦してみてください♪

愉快で面白い挿絵が読むのを助けてくれますよ。

なにより、怪獣「へなそうる」がとっても愛くるしくて虜になっちゃいます!

食いしんぼうで、臆病だけど、とても優しい怪獣です。

そんなへなそうると一緒にかくれんぼや蟹取りをして毎日遊ぶてつたくんとみつやくん。

「また遊ぼうね」「また明日」そんな風に約束をして毎日遊んだ楽しい子ども時代が描かれていて、お子さまは共感し、楽しく読めるでしょうし、親はどこか懐かしい気持ちになるかもしれません。

一度読んだら忘れられない優しい怪獣「へなそうる」。

大人になっても思い出に残る一冊となることでしょう。

筆者
筆者

長いと感じる方は、章ごとに休憩しながら、数日に分けて読むのもおすすめです♪

エルマーのぼうけん

ルース・スタイルス・ガネット作 ルース・クリスマン・ガネット絵 わたなべしげお訳

  • ページ数:128P
  • 読みやすさ3.5
  • 子どもウケ4.5
  • おすすめ度4.5
  • 当サイトおすすめの対象年齢:5歳〜
エルマーのぼうけん あらすじ

エルマーは、どうぶつ島に囚われているりゅうの子どもを助けるため冒険の旅に出発します。
どうぶつ島は猛獣達がいるおそろしい島ですが…?

幼年童話といえば、「エルマーのぼうけん」は外せません。

次々と待ち受ける困難に、知恵と勇気を武器に立ち向かって行くエルマー。

あっと驚くそのひらめき力には脱帽です。

ストーリーも面白く、エルマーが虎やライオン、サイやゴリラなどの猛獣に出会うところはハラハラドキドキします。

猛獣達は恐ろしいかと思いきや、エルマーにころっとだまされてしまう素直なところがなんとも可愛らしいです。

筆者
筆者

エルマーがどんな風に猛獣達に立ち向かっていくのかがこの作品の面白いポイント!

先ほどご紹介した「もりのへなそうる」よりもページ数は少ないですが、イラストが白黒でカラーページがないのでお子さまが興味をしめさないかもしれません。

特に物語の序盤、冒険に旅立つまでがやや単調で小さな子だと読むのを辞めてしまう子もいるかもしれませんが、どうぶつ島についてからが面白いので、是非挫折せずに読んでみてください♪

幼年童話のおすすめ9選まとめ

絵本と児童書の中間に位置する読み物、幼年童話。

児童書よりも文字が大きく、挿絵が多いので読みやすく、絵本から児童書への移行期の読み物として最適です。

読み聞かせるなら5歳頃から。
また、文字が読めるようになったお子さまが、はじめてひとりで読む本としておすすめです。

筆者
筆者

気になった作品はありましたでしょうか?

是非いろいろ読んでみてくださいね!