「11ぴきのねこ」シリーズ(馬場のぼる 作 こぐま社)は発売から50年以上、世代を超えて愛され続けるロングセラー絵本です。
“とらねこ大将”率いる11ぴきのねこたちの愉快でクスリと笑える冒険物語。
ずる賢いけど憎めない愛らしいキャラクター達の物語は何度も読みたくなる子どもも大人も夢中になる絵本です。
「11ぴきのねこ」シリーズは全部で6冊発売されております。
この記事では「11ぴきのねこ」シリーズの中でも特におすすめの3冊をご紹介いたします。
11ぴきのねことあほうどり
馬場のぼる 作 こぐま社
- 文章の長さ:3歳に適している
- ページ数:40P(3歳に適している)
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳〜5歳
11ぴきのねことあほうどり あらすじ
11ぴきのねこがコロッケの店をはじめました。店は大繁盛。
しかしそのうち少しずつ売れ残るように。
ねこたちは毎晩売れ残ったコロッケを食べました。
「コロッケ コロッケ コロッケばっかり」「もう みるのもいやだ」
鳥の丸焼きが食べたくなったねこたちの前に一羽のあほうどりがやってきて…
11ぴきのねことあほうどり 読み聞かせの感想
こちらは11ぴきのねこシリーズの中でも特に読みやすく、内容も分かりやすいので3歳前半の月齢が低い子でも楽しめる作品です。

11ぴきのねこシリーズの中でも、うちの子が1番好きな絵本!
「あーとりのまるやき」とねこたちのセリフをよく真似しています。笑
あほうどりを食べようとするねこたちの悪巧みをしている悪い顔
だんだんと大きいサイズのあほうどりがやってきてびっくりしている顔など
目まぐるしく変わるねこたちの表情豊かな顔は見ているだけでも楽しいです。
そしてこのねこたちが作るコロッケがとっても美味しそうなんですよね。

うちの子もこの絵本を読んだ後は必ず「コロッケ食べたい!」と言っています。
また11羽のあほうどりを「3羽と3羽と3羽と2羽」と数えるシーンがあったりと数字や足し算が自然と学べます。
成長に合わせて長く楽しめるところも嬉しいポイントです。
ユニークな展開と美味しそうな物語に親子で惹き込まれますよ。
11ぴきのねこふくろのなか
馬場のぼる 作 こぐま社
- 文章の長さ:3歳に適している
- ページ数:44P(3歳に適している)
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳〜5歳
11ぴきのねこふくろのなか あらすじ
遠足に出かけたねこたち。お花畑があり「はなをとるな」という立札が立っています。
「とってはいけない」ととらねこ大将が叫びますが、ねこたちは「ひとつだけ ひとつだけ」と言ってとってしまいます。とらねこ大将も仕方なくとってしまいます。
他にも「木にのぼるな」という立札を無視して木にのぼったりとやりたい放題。
やがて「ふくろにはいるな」という貼り紙とともに大きな袋が落ちています。
ねこたちは袋にはいってしまい、そこへ大きなばけもの“ウヒアハ”が現れて…。
11ぴきのねこふくろのなか 読み聞かせの感想
禁止の立札を無視してやりたい放題のねこたち。ずる賢い自由奔放なねこたちの性格がよく現れています。
とらねこ大将は最初こそ止めようとしますが周りに流されてしまいます。
子ども向けの楽しいストーリーの中にも人間模様がよく描かれていますね。
そして禁止の立札をやぶってばけもの“ウヒアハ”に捕まり、散々な目に遭うねこたち。
ルールを破って悪いことばかりしていると自分も痛い目に遭うということをユーモアたっぷりに教えてくれる作品です。

うちの子も「ねこだめだね〜」なんて言いながら読み聞かせを聞いていました。
そんなねこたち、最後はちゃんとルールを守りますよ。
しつけの要素を強く感じず子どもにとって親しみやすく読めるのは、ねこたちの憎めないキャラクターならではです。
“ウヒアハ”も怖そうにみえてしっぽにリボンが付いていたりとどこか可愛らしいんですよ。
11ぴきのねことへんなねこ
馬場のぼる 作 こぐま社
- 文章の長さ:3歳に適している
- ページ数:40P(3歳に適している)
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳後半〜5歳
11ぴきのねことへんなねこ あらすじ
ねこたちが川で魚釣りをしていると見たことのない水玉模様のねこが通りかかりました。
ねこたちは「へんなみずたま…」「へんなねこ…」と言いますが気になって後をつけていくと、へんてこな家がありました。
実はそのへんてこな家は空飛ぶ船で、へんなねこは宇宙ねこだったのです。
11ぴきのねこたちはこのお話でもずる賢さ全開で、へんなねこをこき使い、船に忍び寄り宇宙へ行こうとしますが…。
11ぴきのねことへんなねこ 読み聞かせの感想
へんなねこ、11ぴきのねこたちが気になるようでチラチラと様子を伺っているのが面白くて可愛いんですよね。

「へんなねこが見てる〜!」と親子で盛り上がりました!
喜ぶと水玉模様の色が変わるところもとても可愛らしいです。
へんなねこが持ってきた“お星さま花火”がとても綺麗で、画面いっぱいに広がる星たちはまるで宇宙のようです。

綺麗なお星さまのページは見ているだけでも楽しめます!
宇宙や宇宙人に興味を持ち始めた子におすすめの一冊です。
文章が少し長いところもあるので読み聞かせるなら3歳後半からがおすすめですよ。
関連作品 こぐま社の絵本
同じこぐま社から出ている3歳から読み聞かせができる絵本に「わたしのワンピース」があります。
子どもはもちろん大人も楽しめる素敵な作品ですので是非チェックしてみてくださいね。
「11ぴきのねこ」シリーズまとめ
“とらねこ大将”率いる11ぴきのねこたちの愉快でクスリと笑える冒険物語。
ずる賢いけど憎めない愛らしいキャラクター達の物語はクセになり何度も読みたくなります。
発売から50年以上も愛され続け子ども達が夢中になるのは、やんちゃで自由奔放な11ぴきのねこたちに自分を重ねているからなのかもしれませんね。
是非読み聞かせで親子で楽しい時間をお過ごしくださいね。
11ぴきのねこはグッズもたくさん発売されています!こちらの記事でおすすめのグッズをご紹介しておりますので是非合わせてご覧ください。
この記事でご紹介した“へんなねこ”のグッズもありますよ。
11ぴきのねこのグラスについてはこちらです。