冬。厳しい寒さとはうらはらに、人や動物のあたたかさが心に染みる作品が多くあります。
この記事では、そんな冬ならではの心温まる絵本を厳選しました。
年間600冊以上の絵本を読み聞かせる絵本マニアの筆者が厳選しました♪
※この記事にはプロモーションリンクが含まれますが、筆者の実際の体験に基づき書かれています。
【4歳〜6歳】冬に読みたい心温まる絵本おすすめ紹介
それでは早速、4歳〜6歳向けの冬に読みたい心温まる絵本のおすすめをご紹介していきます。
あかいてぶくろ
林 木林 文/岡田 千晶 絵 小峰書店
- ページ数:32P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:4歳〜
右と左の赤いてぶくろはいつも一緒。持ち主の小さな女の子の手をいつも優しく包んで見守っています。
でも、ある日女の子が右の手袋を失くしてしまって…。
冬に読みたい心温まる絵本でまず最初におすすめしたいのがこちら。
大切な相手との別れと、新たな出会いを描いた温かくて前向きな気持ちになれる作品です。
ストーリーはもちろん、繊細なタッチで描かれる温かみのあるイラストに惹き込まれます。
右と左のてぶくろの、お互いの幸せを願う純粋な気持ち・優しさが心に染みます。
森一面に降り積もる寒そうな雪もまた、てぶくろから感じるあたたかさをより一層引き立てていて、まさに冬ならではの心温まる作品となっています。
大事な相手との別れと、新たな出会いや幸せ…。
切なくも前向きな気持ちになれる、温かくて優しい結末に自然と涙が溢れます。
読み終わった後しばらく余韻に浸っていたくなる素敵な絵本です。
ストーリーを通して自然とモノを大切にする気持ちも芽生えます。
お子さまへの読み聞かせにもピッタリな作品です♪
しんせつなともだち
方 軼羣 作 君島 久子 訳 村山 知義 画 福音館書店
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:4歳〜
雪がたくさん降って野も山もすっかり真っ白になりました。
こうさぎは食べるものが無くなってしまったので食べ物を探しにでかけました。
かぶを2つ見つけたうさぎは、1つ食べてもうひとつは同じく食べ物がないであろうろばさんのところへ持っていってあげることにしましたが…。
こちらは、思いやりの気持ちを育む絵本です。
雪がたくさん降って寒い中、動物たちがそれぞれ他の動物を思いやり行動する姿に、他者と共存して助け合って生きることの大切さを教えてもらえます。
すれ違いがもたらす愉快なストーリーは子どもウケ抜群!
「一体どうなっちゃうの?!」と面白おかしく読んでいただけますよ♪
てぶくろをかいに
新美 南吉 作/いもとようこ絵 金の星社
- ページ数:32P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:4歳〜
雪がたくさん降ったある日、母ギツネは子ギツネに町へてぶくろを買いに行かせます。人間は恐ろしいので注意するように言いますが…。
こちらは親子のあたたかな絆を描いた作品です。
「てぶくろをかいに」は「ごんぎつね」に代表される児童文学作家、新美南吉さんの名作童話で、各出版社から絵本が発売されていますが、こちらの作品はイラストがいもとようこさんの優しく可愛らしい絵なので、読みやすく子どもウケがいいですよ。
ハラハラする展開や「よかった〜!」と思わず笑顔になるラストシーンなど、見どころ満載!
無邪気な子ギツネを心配そうに見守る母ギツネや、おつかいを終えてお母さんが恋しくなる子ギツネなど、親子でそれぞれ共感できる場面がきっとあるはず。
母ギツネの優しい眼差しや温かさ、親子の絆にじーんとします。
愛と優しさに溢れた作品です。
紡ぎ出される言葉のひとつひとつが温かく、優しく、美しいです。
お子さまに一度は読み聞かせたい名作です!
【4歳〜6歳】冬に読みたい心温まる絵本おすすめ紹介まとめ
冬。厳しい寒さとはうらはらに、人や動物のあたたかさが心に染みる作品が多くあります。
この記事でご紹介した絵本はどれも子どもウケが良く、一度は読み聞かせたい素敵な作品ばかりなので是非読み聞かせてみてくださいね♪
冬ならではの心温まる絵本を読んで親子でほっこりしませんか?