お子さまへの絵本選び、正しくできていますか?
年齢に合った絵本を選んであげないと、せっかく買っても全然興味がない!なんてことになりかねません。
言葉や知識が増え、いろいろなことを「知りたいと思う気持ち」が強い2歳。絵本を読むことで、さらにたくさんの言葉や知識を身に付けることができます。
この時期に年齢に適した絵本を選んで読んであげることは2歳の言語能力の発達に大きな意味があります。
この記事では、2歳児への絵本選びのポイントを詳しく解説したいと思います。
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2歳児への絵本の選び方のポイント
2歳児へ絵本を選ぶ時のポイントは主に以下の4つになります。
- 文章の長さ→適度なもの
- ページ数→20〜35Pくらいの適度なもの
- 読みやすさ→難しい表現や言い回しがないもの・日常生活に関連する物語が読みやすい
- 子どもウケがよいもの
2歳児は、0〜1歳の頃に比べて読むことのできる絵本の幅がぐんと広がります。
また、「自分で!」の意欲が高まる時期ですので、親からの読み聞かせだけでなく、自分で絵本をペラペラとめくって物語を理解し、ひとりでも絵本を楽しめるようになります。
順番に詳しく見ていきましょう。
文章の長さ
文章の長さは、短すぎず、長すぎない適度な絵本を選ぶようにしましょう。
2歳の子どもは0〜1歳の子に比べて絵本を読むときの集中力が格段に上がります。
また、自分で絵本を読むことができるようになります。実際に声に出して読んでいなくても、頭の中で物語を自分なりに理解して追っています。
したがって0〜1歳の時のような、文章の短い絵本、特に同じ言葉の繰り返しだけで構成された絵本ですと、1回目は楽しく読めますが、簡単すぎて物足りないので「また読んで!」と言われるような“お気に入り”の絵本にはなりません。
反対に文章が長すぎても、読み聞かせ中に飽きてしまいます。
つまり2歳に適した絵本の文章とは、同じ言葉の繰り返しだけで構成されたものやオノマトペが大半をしめるものではなく、「きょうのごはんはなにかな?あ、おさかなさん!おいしいね」など“意味のある文”で構成され、物語として読んで楽しいもの、かつ長すぎないものです。
具体的にどのくらいの長さの文章が適しているのかは実際の絵本をみていただいたほうがわかりやすいと思いますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
ページ数
短すぎず、長すぎない適度なページ数の絵本を選ぶようにしましょう。
目安としては20〜35ページくらいの絵本です。
短すぎるとすぐに読み終わってしまい飽きやすくなります。また、長すぎても自分で読めません。
読みやすさ
難しい表現や言い回しが使われていない絵本を選びましょう。
難しい表現ですと理解するのが難しいので読みにくく、結果的に子どもウケが悪くなってしまいます。
例えば、船がひっくり返ることを「てんぷくする」と表現している絵本は、2歳児には馴染みがないので理解しにくいです。
また、身近なテーマで分かりやすく、2歳の子が共感しやすい内容の物語の絵本を選んであげるといいですよ。
例えば、歯を磨く、ご飯を食べる、お友達と遊ぶなどお子さまの日常生活に関連する物語ですと、お子さまの理解も深まりやすく、読みやすいですよ。
さらに同じことの繰り返しの展開がある絵本だと話が推測しやすいので、読みやすいです。
子どもウケ
子どもが面白いと思う絵本を選んであげましょう。
大人が面白いと感じる絵本と子どもが面白いと感じる絵本は違います。
当サイトでは実際に子どもたちに読んだ時の反応を元に子どもウケ度を5段階評価で表しますので、各絵本の紹介ページを参考にしてみてください。
まとめ
2歳の子へ絵本を選ぶ時は、以下の4つのポイントが含まれている絵本を選んであげましょう
- 文章の長さ→適度なもの
- ページ数→20〜35Pくらいの適度なもの
- 読みやすさ→難しい表現や言い回しがないもの・日常生活に関連する物語が読みやすい
- 子どもウケがよいもの
言葉や知識が増え、いろいろなことを「知りたいと思う気持ち」が強い2歳。絵本を読むことで、さらにたくさんの言葉や知識を身に付けることができます。
絵本で読んだことを日常生活で試してみたり、また日常生活であったことが絵本に書かれていることと一緒だとさらに理解が深まります。
この時期は是非たくさんの絵本を読んであげてくださいね。