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1937年に発行されて以来時代を超えて読み継がれている「君たちはどう生きるか」(著:吉野源三郎)
人間としてのあるべき姿や道徳観を考えられされる児童文学です。
2017年には漫画も発売され、そちらは累積売上が200万部を突破しています。
そんな「君たちはどう生きるか」の原作は漫画と小説どっちを読むべきなのでしょうか?
この記事では「君たちはどう生きるか」の漫画と小説の違いを解説します。
また、話題のジブリ映画との関係も解説しますよ。
漫画と小説どっちを読もうか迷った際に是非参考にしてみてくださいね♪
「君たちはどう生きるか」の原作は漫画と小説どっちを読むべき?
結論から申し上げますと、漫画も小説もどちらも良作なので、どちらを読んでもいいです。
自分の読みやすい方でいいと思います。
もともと小説が原作で、それを2017年にコミカライズしたのがこちらの漫画です▼
(原作:吉野源三郎 漫画:羽賀翔一 マガジンハウス)
累積売上が200万部を突破するほど人気の漫画です。
小説が苦手な方や小学生のお子さまが読む場合は、読みやすい漫画がおすすめですよ。
ただ、漫画は小説と比べて省略されている部分も多いので、漫画で興味を持って小説も気になるなと感じたら、是非小説も読むことをオススメします!
漫画でストーリーが頭に入っているので、小説もスラスラ読めちゃいますよ♪
小説は岩波書店から出版されているこちらの文庫がおすすめです▼
(著者:吉野源三郎 岩波書店)
時代超えて読み継がれる名作であり、最近では同名のジブリ映画の影響もあって、発行部数が累計180万部を超え、岩波文庫の歴代1位となるほどの人気ぶりです。
お求めやすい価格なのも嬉しいポイント。
ちなみに、漫画と同じマガジンハウスが発行しているこちらの新装版は、上記の岩波文庫より文字が大きいです▼
(原作:吉野源三郎 挿絵:羽賀翔一 マガジンハウス)
また、漫画版と同じ羽賀先生の挿絵入りなので、岩波文庫よりも読みやすいかと思います。
文章などはほぼ変わっていないので、基本的には岩波文庫と比べて、新装版は文字の大きさが大きいというのが主な特徴です。
そのため、中学生の子などが読む場合には新装版の方が読みやすいかもしれませんね。
新装版は岩波文庫を底本にしているので、よりオリジナルに近いものを読みたい!という方は岩波文庫がおすすめです。
是非自分に合う方を読んでみてくださいね♪
特に、お子さまには、漫画をきっかけに小説にも興味を持ってもらうのもアリです!
「君たちはどう生きるか」の原作とジブリ映画との関係
次に、「君たちはどう生きるか」の原作とジブリ映画との関係を考察していきます。
結論から申し上げますと、「君たちはどう生きるか」の原作とジブリ映画は、内容が全く異なります。
タイトルは一緒ですが、主人公や物語は全然違いますし、原作を映画化したものではないです。
しかし、「君たちはどう生きるか」は宮崎駿さんが、子供の頃に読んで感銘を受けたということ、映画のタイトルにもなっていることから、全く関係がないとはいいきれないのではないでしょうか?
実際、映画の中にも主人公が「君たちはどう生きるか」の小説を読んでいるシーンがあります。
また、ここからは私個人の解釈なのですが、映画のなかには小説のオマージュなのではないかと思うようなシーンがあるのです。
ネタバレを避けるため詳しくは書きませんが、例えば、主人公が熱を出して寝込むシーンは原作にもあります。
また、映画の主題歌「地球儀」の歌詞にある「地球儀を回すように」は、“地球”、“回る”というキーワードがコペルニクスの地動説を彷彿とさせます。
コペルニクスの地動説といえば原作では度々登場していますし、原作主人公のコペルくんの名前の由来でもあります。
もっともこれは偶然なのかもしれませんが、筆者は初めてこの歌を聞いた時、ふと原作を思い出しました。
このように、映画には原作「君たちはどう生きるか」をどこか思わせるような部分があるような気がしてならないのです。
もちろん、映画と小説では内容が全く異なりますし、原作を映画化したものではありませんが、映画のタイトルにもなっているくらいなので、原作を読んでみると、映画で宮崎駿さんが伝えたかったことをより深く考察できるかもしれません。
ジブリ映画で原作にも興味を持ったら、是非漫画でも小説でも読んでみると面白いですよ♪
「君たちはどう生きるか」の原作は漫画と小説どっちを読むべき?映画との関係も解説!まとめ
原作「君たちはどう生きるか」は、人間としてのあるべき姿や道徳観を考えさせられる児童文学です。
漫画も小説もどちらも良作なので、どちらを読んでもいいです。
是非自分の読みやすい方で読んでみてくださいね。
漫画を小説の入り口として読んでみるのもいいですね♪