おさるのジョージの絵本の対象年齢や発行順番は？【人気おすすめ6選もご紹介】

2021年に絵本初版80周年を迎えたジョージの絵本。

ジョージは好奇心いっぱいだから、そのせいで失敗もするけど、やっぱり最後は大活躍。

知りたがり屋のこざるジョージが繰り広げる愉快で元気いっぱいの絵本は、世代を超えて愛されています。

そんなおさるのジョージの絵本の対象年齢や、発行の順番はどのような順番なのでしょうか？

この記事ではおさるのジョージの絵本の対象年齢や発行順番を詳しくご紹介します。

『ひとまねこざる』シリーズと『おさるのジョージ』シリーズの違いについても詳しくご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。

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おさるのジョージの絵本の対象年齢は？

アニメでも人気の｢おさるのジョージ｣ですが、実は絵本では『ひとまねこざる』シリーズと『おさるのジョージ』シリーズの2つのシリーズがあります。

後ほど詳しくご説明いたしますが、『ひとまねこざる』シリーズの方が先に出版されています。

結論から申し上げますと、『ひとまねこざる』シリーズの当サイトおすすめの対象年齢は、3歳後半から〜、

『おさるのジョージ』シリーズの当サイトおすすめの対象年齢は、3歳頃から〜です。

『ひとまねこざる』シリーズよりも、『おさるのジョージ』シリーズの方が読みやすく、小さいお子さまから読み聞かせてあげられます。

一方、『ひとまねこざる』シリーズは、文章やページ数が長めで、時代背景もあり文章もやや古い印象です。

そのため、『ひとまねこざる』シリーズは、3歳後半〜4歳頃から読み聞かせをスタートさせてあげるといいでしょう。

特に、『ひとまねこざる』シリーズの、｢たこをあげるひとまねこざる｣は80Pもあるので、4歳以降の読み聞かせをおすすめします。

	ページ数	著者	当サイトおすすめの対象年齢
『ひとまねこざる』シリーズ	48〜80P	H.A.レイ・M.レイ（文・絵） 光吉 夏弥（訳）	3歳後半から〜
『おさるのジョージ』シリーズ	24P	H.A.レイ・M.レイ（原作） 渡辺 茂男（訳） 福本 友美子（訳）	3歳頃から〜

おさるのジョージ絵本の発行順番

ひとまねこざるとおさるのジョージの違い

おさるのジョージの絵本は、『ひとまねこざる』シリーズと『おさるのジョージ』シリーズの2つのシリーズがあります。

どちらも出版社は岩波書店で、主人公はこざるのジョージです。

先ほどもご紹介しました通り、『ひとまねこざる』シリーズの方が先に出版されています。

『ひとまねこざる』シリーズは、H.A.レイ（ハンス・アウグスト・レイ）とマーガレット・レイ夫妻による絵本シリーズです。

H.A.レイの死後、レイ夫妻のキャラクターをもとに制作された新しいシリーズが『おさるのジョージ』シリーズです。

以下に『ひとまねこざる』シリーズと『おさるのジョージ』シリーズそれぞれの発行順番をご紹介いたします。

『ひとまねこざる』シリーズ発行順番

『ひとまねこざる』シリーズは原著の発行順番と、日本語訳の発行順番が異なる点に注意が必要です。

	原著の発行年	日本語訳の発行年
1.ひとまねこざるときいろいぼうし	1941年	1966年
2.ひとまねこざる	1947年	1954年
3.じてんしゃにのるひとまねこざる	1952年	1963年
4.ろけっとこざる	1957年	1959年
5.たこをあげるひとまねこざる	1958年	1966年
6.ひとまねこざるびょういんへいく	1966年	1968年

『おさるのジョージ』シリーズ発行順番

続いて『おさるのジョージ』シリーズの発行順番です。

『おさるのジョージ』シリーズはアニメと同じように1話完結の物語なのでどの順番から読んでもいいですよ。

以下に日本語訳の発行順番をご紹介します。

おさるのジョージの絵本人気おすすめ6選

おさるのジョージの絵本は種類がたくさんあってどれを読もうか迷ってしまいますよね。

以下に、筆者が子ども達に読み聞かせた中でも特に子どもウケが良かった人気おすすめ6選をご紹介いたします。

｢おさるのジョージ どうぶつえんへいく｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（原作）渡辺 茂男（訳）岩波書店

『おさるのジョージ』シリーズの絵本で、まず最初におすすめしたいのがこちらの作品です。

アザラシやワニ、コアラやゾウ、カンガルーにキリンなど、たくさんの動物達が登場するので、まるで本当に動物園に来たかのような充実感がありますよ。

動物が好きな子はかなり楽しめる絵本だと感じました。

実は、おさるのジョージの原作者であるH.A.レイさんは、新しい町に行くとまっさきに動物園を訪ね、彼が作った絵本はみんな動物が主人公だというほど、大の動物好きだったそうですよ。

ストーリーも分かりやすく読みやすいので『おさるのジョージ』シリーズを初めて読むという方に、最初の1冊としておすすめの作品です。

“動物に餌をやってはいけない”というモラルや、動物達を思いやる気持ちも学べて、ほっこり優しい気持ちになれる絵本です。

｢おさるのジョージ すいぞくかんへいく｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（原作）福本 友美子（訳）R.P.アンダーソン（文）アンナ・グロスニクル・ハインズ（画）岩波書店

こちらの作品は、水族館の動物がたくさん登場します。

シロイルカやアシカ、タツノオトシゴやタコなど…ジョージがどの動物も楽しそうに見ているのが印象的です。

まるでジョージと一緒に水族館の中をあちこち探検しているかのような気分を味わえますよ。

物語を通していろいろな海の生き物の名前を覚えることができます。

海の生き物や水族館が好きな子におすすめな、水族館のワクワクがたくさん詰まった作品です。

｢おさるのジョージ きょうりゅうはっけん｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（原作）福本 友美子（訳）岩波書店

こちらは恐竜が好きな子におすすめの作品です。

強くてかっこいい恐竜。好きなお子さまも多いのではないでしょうか？

ジョージも恐竜が大好き。

そんな恐竜の化石が発掘できたら…と思うとワクワクしますよね。

でも実際には、発掘は気の遠くなるような根気のいる作業です。

この絵本では化石発掘のやり方が、小さい子にも分かりやすい絵と言葉で詳しく描かれています。

化石発掘のロマンが詰まった作品ですよ。

｢おさるのジョージ ピザをつくる｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（原作）福本 友美子（訳）シンシア・プラット（文）メアリー・オキーフ・ヤング（画）岩波書店

子どもも大人も、みんな大好きピザ。

自分で作ったピザなら、なおさら美味しいですよね。

ジョージ達が作るピザは、星の形や虹の形など、いろいろな形をしていて本当に美味しそうなんですよ。

見ているだけでお腹が空いてきちゃいます。

自分で作ることの喜びや楽しさ、みんなで食べることの嬉しさを教えてくれる作品です。

食べ物に興味を持ってもらえるので食育にもおすすめですよ。

｢おさるのジョージ とうひょうをする｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（原作）福本 友美子（訳）ディアドリ・ラングランド（文）メアリー・オキーフ・ヤング（画）岩波書店

こちらは2021年9月16日に発売した『おさるのジョージ』シリーズの最新刊です。

自分の意見を大事にする気持ちを育みたい方におすすめの作品です。

物語では、トラかフクロウのどちらかを、学校の新しいマスコットを多数決の投票で決めるのですが、ジョージはどちらも素敵で選べません。

結局、自分の好きな絵を描いて投票箱に入れてしまいます（しかもたくさん）。

しかし、そんなジョージの自由な姿を見て、学校の子どもたちは“どっちかを選ぶんじゃなくて他のものを描いて投票してもいい”ということを学んだようですよ。

投票だからといって必ずしも2択でなければいけないというわけではなくて、他に自分の意見や思いがある時にはそれを尊重してもいいんですね。

自由で好奇心いっぱいのジョージから、読者も柔軟な発想力を学ぶことができます。

小さな子には“投票”の概念が少し難しいかもしれないので、3歳後半頃からの読み聞かせがおすすめです。

自分の意見を大切にする勇気をもらえる作品です。

｢ひとまねこざる｣あらすじや読み聞かせの感想

H.A.レイ・M.レイ（文・絵）光吉 夏弥（訳）岩波書店

こちらは『ひとまねこざる』シリーズの作品です。

『ひとまねこざる』シリーズよりも、『おさるのジョージ』シリーズの方が、より小さいお子さまから読みやすいですが、原作者の絵が楽しみたいという方におすすめなのがこちらの作品です。

こちらの作品は、『ひとまねこざる』シリーズの中でも難しい表現がないので読みやすく、ジョージについてもっと知りたいという方におすすめですよ。

知りたがり屋で好奇心いっぱいなジョージが繰り広げる愉快なストーリーは、まさに｢おさるのジョージ｣の原点と言ってもいいのではないでしょうか。

▼ジョージと黄色い帽子のおじさんがどんな風に出会ったのか知りたいという方は｢ひとまねこざるときいろいぼうし｣がおすすめです。

アフリカに住んでいるジョージを動物園に連れ行ってしまうというストーリーは可哀想に感じてしまう人もいるかもしれません。

また、ジョージがたばこを吸うシーンがあったりと時代背景も古いですが、『ひとまねこざる』シリーズの第1作目であり、ジョージと黄色い帽子のおじさんの出会いが描かれているので、気になった方は是非読んでみてくださいね。

▼おさるのジョージのグッズ紹介はこちら

おさるのジョージの絵本の対象年齢や発行順番は？【人気おすすめ6選もご紹介】まとめ

2021年に絵本初版80周年を迎えたジョージの絵本。

ジョージは好奇心いっぱいだから、そのせいで失敗もするけど、やっぱり最後は大活躍。

知りたがり屋のこざるジョージが繰り広げる愉快な物語は、元気をもらえること間違いなしです。

『ひとまねこざる』シリーズよりも、『おさるのジョージ』シリーズの方が、より小さいお子さまから読みやすいですが、原作者の絵が楽しみたいという方は是非『ひとまねこざる』シリーズも読み聞かせてみてくださいね。