「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」対象年齢やあらすじ・読み聞かせの感想【レビュー】

2022年3月24日に発売された絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」（なかやみわ 作・絵 学研教育みらい）のレビューをします。

「そらまめくん」シリーズ、「くれよんのくろくん」シリーズなどで人気の絵本作家、なかやみわさんの最新作です。

『科学』と『心の成長』をテーマにした「かがくのちいさななかまたち」シリーズの絵本第1弾として発売されました。

「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」の絵本は、たんぽぽのしくみなど身近な自然科学に楽しく興味を持ってもらえ、自己肯定感を育てます。

自分に自信を持つことができ、勇気をもらえる作品です。

この記事では、「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」の対象年齢やあらすじ・読み聞かせの感想を詳しくレビューします。

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絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」対象年齢

絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」の当サイトおすすめの対象年齢は3歳〜です。

絵が細部まで細かく描かれており、絵だけでも内容が分かりやすいので3歳からの読み聞かせにピッタリですよ。

「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」のように、絵だけでストーリーが分かる絵本は、お子さまの“物語を理解する力”を育みます。

▼絵本の選び方について詳しくはこちら

【レビュー】絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」特徴やあらすじ・読み聞かせの感想

絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」特徴

たんぽぽは花びらが枯れると綿毛になり、離れたところで繁殖するために風に乗ってタネを飛ばします。

「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」では、このたんぽぽの仕組みを、可愛らしい“たねこちゃん”の成長物語を通して楽しく学べます。

優しい絵柄と分かりやすいストーリーで小さなお子さまにも興味を持ってもらえますよ。

絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」あらすじ

今日は綿毛になったたんぽぽのたねのきょうだいたちが空に飛び立つ日です。

末っ子の1番小さい“たねこちゃん”はきょうだいのお兄さんお姉さんにいろいろアドバイスをもらいますが、「綿毛もたねも小さいから自分には他の場所で花を咲かせることはできない」と自信がありません。

なかなか飛び立とうとしないたねこちゃんですが、ひょんなことから旅立つことになり…？

絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」読み聞かせの感想

「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」は、小さなたねこちゃんの成長物語です。

小さいからと自分に自信がないたねこちゃんが、友達のために頑張って花を咲かせます。

たねこちゃんは小さいので、同じく3歳頃の小さなお子さまにとって親近感が湧くようです。

小さくても頑張るたねこちゃんの姿に、自分ではできないと思っていることにも「挑戦してみよう」と勇気をもらえる作品です。

お子さまの自己肯定感を育て、自分に自信を持って欲しい方におすすめですよ。

また、身近なたんぽぽの仕組みについてもストーリーの中で自然と理解できます。

たとえば、たんぽぽがあまり日が当たらないところでは、おひさまをたくさん浴びれるように葉っぱを地面いっぱいに広げることなども、ストーリーの中で自然と分かりますよ。　

また、土がちょっぴりしかなく、おひさまもあまりあたらないところでも力強く育つたんぽぽの生命力の強さには、元気をもらえます。

そして、いろんな種類の可愛らしいコケのキャラクターも登場するのでコケについても詳しく知ることができますよ。

お子さまに絵本を通して身近な自然科学に興味を持って欲しい方におすすめの一冊です。

絵本を読んだ後は是非、実際のたんぽぽや綿毛を見せてあげて「絵本と同じだね。たねを飛ばしてどこに咲くのかな？」などと話してあげてください。

絵本の内容を実際の生活とリンクさせてあげると、より物語の理解が深まり、絵本を好きになってもらえますよ。

是非「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」を読んで、春の野原にたねこちゃんを探しに出かけてみてくださいね。

絵本「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」で身近な自然科学に興味を持ってもらい、自己肯定感を育てよう

「たんぽぽのちいさいたねこちゃん」の絵本は、たんぽぽのしくみなど身近な自然科学に楽しく興味を持ってもらえ、自己肯定感を育てます。

自分に自信を持つことができ、勇気をもらえる作品です。

さわやかな春の読み聞かせにピッタリの絵本ですよ。