シンプルで愛くるしいキャラクターが人気のミッフィー。
ミッフィーのもともとの名前は、オランダ語で「ナインチェ・プラウス」と言います。
実は、“ミッフィー”とは、絵本がオランダ語から英語に翻訳されたときに付けられた名前で、日本では『うさこちゃん』という名前で翻訳された絵本が、福音館書店から出版されているのをご存知でしょうか?
ミッフィーという名前で発行された『ミッフィーの本』シリーズも講談社から出版されておりますが、絵本としての人気は『うさこちゃん』シリーズの方が圧倒的で、なんと売上上位3冊のトータル部数が500万部を超えるほど大人気の絵本なんですよ。
そんな『うさこちゃん』シリーズの対象年齢は何歳なのでしょうか?
この記事では、うさこちゃんの絵本の対象年齢を詳しく解説いたします。
『うさこちゃん』シリーズの絵本の人気おすすめランキング8選もご紹介しますので是非参考にしてみてくださいね♪
※ミッフィーの絵本は、福音館書店が出版している『うさこちゃん』シリーズと、講談社が出版している『ミッフィーの本』シリーズの2つのシリーズがございますが、この記事では、福音館書店が出版している『うさこちゃん』シリーズをご紹介いたします。また、記事にはPRが含まれます。
うさこちゃんの絵本の対象年齢は?
『うさこちゃん』シリーズはたくさんの種類の絵本が発売されています。
出版社である福音館書店の公式ホームページや絵本の最後のページには、0歳から4歳まで、それぞれの絵本の対象年齢が細かく記載されているので参考になります。
しかし、筆者が実際に子どもたちに読み聞かせてみたところ、ホームページに記載されている年齢だと「少し早いかな?」と感じたり、逆に「この絵本はもう少し低い月齢から読み聞かせができるな」と感じたことが多々ありました。
例えば、うさこちゃんシリーズの絵本は、1歳からと記載があるものでも、文章が1歳の子に読むにはやや長めである場合が多いです。
そのため、以下にご紹介するうさこちゃんシリーズの中のおすすめ作品紹介では、筆者が実際に自分の子どもたちに読み聞かせた反応をもとに判断した“当サイトおすすめの対象年齢”をご紹介いたします。
どの作品を読もうか迷われた際に参考になれば幸いです♪
うさこちゃんの絵本人気おすすめランキング8選
それでは、うさこちゃんの絵本を全作品読み聞かせた筆者が、子どもたちの反応をもとに、子どもウケがよかった作品を8冊厳選してランキング形式でご紹介いたします。
1位:うさこちゃんとどうぶつえん
ディック・ブルーナ 文・絵 いしい ももこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:2歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:1歳半〜3歳
ある日うさこちゃんとお父さんは汽車に乗り、動物園に出かけます。動物園にはいろいろな特徴をもった動物がたくさんいて…。
こちらは動物園に行く楽しさがたくさん詰まった作品です。
オウムやしまうま、カンガルーやゾウ、さるやきりんなど、たくさんの動物が登場するので、動物が好きな子におすすめの絵本です。
うさこちゃんがいろいろな動物を見て、とても嬉しそうにしているのが印象的です。
動物の特徴は、小さい子でも分かりやすく書かれていますよ。
うちの子はこの絵本を見ると、動物園に行った時の楽しい気持ちを思い出すのかうさこちゃんの絵本の中では1番のお気に入りでした♪
203万部以上のミリオンセラーと、大変人気の作品です。
こちらは対象年齢が1歳からとの表記がございますが、文章がやや長めなので、飽きてしまって読み聞かせをじっと聞くのが難しいお子さまや、月齢が低いお子さまには、動物の絵だけを見せて名前を教えてあげるという風に活用するのもおすすめです。
絵本に登場する動物のイラストは、グッズにも使用されていたりするので、どこかで見たことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところで、うさこちゃんの絵本に使われている色は、白と黒を除くと、赤・黄色・緑・青・茶色・グレーの6色だけってご存知でしたか?
この鮮やかで特徴的なカラーは「ブルーナカラー」と呼ばれています。
ハッキリとした色で赤ちゃんの興味を惹くので、動物の名前や特徴を教えてあげる、はじめての動物の絵本としてもおすすめです♪
さらに、ブルーナカラーにはそれぞれ意味があります。
例えば、赤は幸せな状況を表す色、青は冷たさや寒さ、不安な気持ちを表現しています。
「うさこちゃんとどうぶつえん」では、きりんを見た時に、うさこちゃんがちょっと怖がるシーンがあるのですが、そこではきりんの背景が青色になっているんですよ。
このように絵本はすみずみまでブルーナのこだわりが詰まっていますので、是非細部まで注目して読んでみてくださいね。新たな発見があるかもしれません♪
以下にブルーナカラーの意味を簡単にまとめてみたので是非参考にしてみてくださいね♪
2位:ゆきのひのうさこちゃん
ディック・ブルーナ 文・絵 いしい ももこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:2歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:2歳〜3歳
ある日雪がたくさん積もりました。うさこちゃんは帽子を被り長靴をはいて、襟巻きと手袋もちゃんとして雪遊びに出かけます。たくさん遊んだところに、寒くて泣いている小さな小鳥を発見して…。
こちらは、雪遊びの楽しさがたくさん詰まった1冊です。
そり滑りやスケート、雪だるまづくりなど、雪の日にやりたい楽しい遊びが盛りだくさんの、冬の読み聞かせにピッタリな作品です。
雪遊びのために準備万端!なうさこちゃんの様子からも雪遊びのワクワク感が伝わってきます♪
雪遊びの楽しさは、子どもにとって親近感が湧くようで、200万部以上発行されている人気の絵本です。
小鳥のためにお家を作ってあげるうさこちゃんの優しさからは思いやりの気持ちも学ぶことができますよ。
こちらの作品も対象年齢は1歳からとの記載がございますが、1歳向けとしては文章がやや長めなので、当サイトでは2歳〜3歳頃からの読み聞かせをおすすめいたします。
雪に親しみがある子も、雪を見るのがはじめての子も楽しめる絵本です♪
3位:うさこちゃんのたんじょうび
ディック・ブルーナ 文・絵 いしい ももこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:2歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:2歳〜3歳
ある朝、うさこちゃんはとても早くから起き出して頭から足の先まで綺麗に洗って1番大好きな服を着ました。だって、今日はうさこちゃんの誕生日ですから。
こちらは、2歳や3歳のお誕生日を迎える子におすすめしたい作品です。
プレゼントを貰う楽しみや嬉しさ、お母さん・お父さんだけでなく、友達やおばあちゃん・おじいちゃん、みんなに祝われる嬉しさがたくさん詰まっていますよ。
この絵本を読んだ後、お子さまも自分のお誕生日を祝ってもらえたら、絵本と同じ体験ができることで、より喜びが増すかもしれませんね。
また、すでにお誕生日を経験しているお子さまも、絵本と実体験がリンクして楽しい思い出がよみがえってくることでしょう。
みんなにお祝いしてもらってとっても嬉しそうなうさこちゃんの様子に、うちの子もニコニコしながら読み聞かせを聞いていました♪
幸せな気分になれる温かい絵本。
大切なお子さまをお祝いする特別な日に読みたい作品です。
4位:うさこちゃんのおうち
ディック・ブルーナ 文・絵 まつおか きょうこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:2歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:2歳〜3歳
うさこちゃんのお家は赤い屋根のお家です。今日はこのお家の中で、うさこちゃんの身の回りの持ち物をご紹介します。
こちらは、うさこちゃんの身の回りの持ち物の紹介を通して、うさこちゃんの1日の生活をのぞき見ることができる1冊です。
うさこちゃんがいつも使っているお食事エプロンやお皿、コップ、おもちゃやお気に入りのお洋服などがたくさん描かれているので、うさこちゃんの好きなものをよく知ることができますよ。
うさこちゃんの生活は2〜3歳の子にとって、とても親近感があります。
お気に入りのお皿とスプーンでご飯を食べたり、新しい長靴が置いてあったり、お気に入りのお人形と一緒に椅子に座ったり…。
お子さま自身の生活とリンクする部分があり、身近なものを題材にしたストーリーなので子どもウケが良いですよ。
“よろいど”、“よそゆき”など小さなお子さまにとっては馴染みがない言葉も出てきますので、読み手が言い換えて読み聞かせてあげてもいいでしょう。
最後は「おやすみなさい」で終わるので、寝る前の読み聞かせの絵本としてもおすすめです。
おしゃれなうさこちゃんのお洋服にも、是非注目して読んでみてくださいね♪
5位:うさこちゃんおばけになる
ディック・ブルーナ 文・絵 まつおか きょうこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:3歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳〜4歳
ある日、おばけごっこがしたくなったうさこちゃんに、お母さんが古いシーツを被せてくれました。うさこちゃんはおばけになりきってお友達を驚かしにいきますが…。
こちらのおばけになったうさこちゃん、グッズなどで見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
グッズでは見たことがあるけど、どうしておばけのかっこうをしているのかストーリーまでは知らないという方も、こちらの絵本を読めば、ほっこり可愛らしいお話に、おばけのうさこちゃんがもっと好きになってしまうかもしれません。
ドキドキワクワクのおばけごっこは子どもにとって楽しい遊びですよね。
驚くかな?気づいてくれるかな?うさこちゃんのそんな楽しさが伝わってきて子どもウケも良い作品です。
対象年齢は4歳からとの表記がございますが、我が家では3歳から読み聞かせができました。
ところで、おばけのかっこうをしたうさこちゃんのイラストは何故こんなにも可愛いらしく、人々を惹きつける魅力があるのでしょうか?
実は、おばけのうさこちゃんに限らず、通常のミッフィーなど、絵本に出てくる登場人物はみな、どのページでもいつも正面を向いているので、読者の視線を惹きつけるのです。
これには「読者といつも対話していたい」というブルーナの想いが込められています。
うさこちゃんの絵本は何故か目が離せなくて、お子さまを魅了する秘密はここにあったんですね。
「うさこちゃんおばけになる」は特にその効果が分かりやすく、イラストに惹きつけられます!
是非注目して読んでみてくださいね♪
6位:こいぬのくんくん
ディック・ブルーナ 文・絵 まつおか きょうこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:2歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:2歳〜3歳
くんくんは小さな茶色の子犬です。その鼻でくんくんくんと上手に匂いを嗅ぎます。ある日迷子になった女の子を探してあげることになり…。
くんくん(スナッフィー)はとても優しい子犬です。
誰かのために一生懸命がんばるくんくんからは思いやりの気持ちを学べますよ。
カタツムリや小鳥、うさぎなど、生き物も多く登場するので、動物が好きな子におすすめの作品です。
可愛いくんくんのお話は、うちの子たちもお気に入り♪
大人の方も心がほっこり温まる物語です。
くんくんが好きな方や、くんくんが登場する絵本を探している方におすすめですよ。
7位:くまのぼりす
ディック・ブルーナ 文・絵 まつおか きょうこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:3歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳〜4歳
寒くなってきたので冬が来る前に薪の用意をすることにしたぼりす。森へ、薪にする木を取りに行って、木をのこぎりで切って積み上げて乾かします。ひと仕事を終えたらお家に帰ってその後は…。
こちらは、冬が来る前のぼりすの静かな1日を描いた作品です。
仕事を終えたら、シャワーを浴びて汗を流す。そして、手作りのご飯を食べたら薪をくべて寝る前にゆっくりと本を読む…。
ぼりすの1日は、特別なことはなくても充実した温かな1日です。
こんな風に丁寧な生活を送れたら素敵ですよね♪
だんだんと寒くなってくる季節に読みたい、温かな気持ちになれるストーリーですよ。
くまのぼりすが好きな方に是非おすすめしたい作品です。
8位:ちいさなうさこちゃん
ディック・ブルーナ 文・絵 いしい ももこ訳 福音館書店
- 文章の長さ:3歳頃から〜
- ページ数:28P
- 読みやすさ
- 子どもウケ
- おすすめ度
- 当サイトおすすめの対象年齢:3歳〜4歳
うさぎのふわふわさんとふわおくさんはとても仲良しです。ある日、ふわおくさんのところに天使がやってきて「あなたにじき赤ちゃんができますよ」と告げて…。
こちらは、うさこちゃんの絵本第1作目、うさこちゃんが誕生するお話です。
お母さんやお父さんはもちろん、たくさんの動物たちにも誕生を祝福されるうさこちゃん。
幸せにつつまれたお話は、読み聞かせを聞いているお子さまにも安心感や安らぎを与えてくれることでしょう。
うさこちゃんの誕生物語が知りたい方や、シリーズの第1作目が読みたいという方に特におすすめですよ。
対象年齢は1歳からとの表記がございますが、1歳の子向けとしては文章がやや長めなので、筆者は3歳頃から読み聞かせをしました。
記念すべき第1作目、是非読んでみてくださいね♪
うさこちゃんの絵本の対象年齢は?【人気おすすめランキング8選もご紹介】まとめ
この記事でご紹介した絵本一覧
うさこちゃんの絵本は、お子さまを夢中にさせる魅力がたくさんあります。
子どもにとって身近なものを題材にした親近感のわくストーリー。
鮮やかでパッと目を惹くカラー。
読者の視線を惹きつける正面を向いたイラスト。
お子さまが自分で持って読みやすい小さなサイズ。
うさこちゃんの絵本はたくさん種類があるので、是非いろいろ読み聞かせてみてくださいね。
どれを読もうか迷った際に、この記事が参考になれば嬉しいです♪
▼ミッフィーのグッズ紹介はこちら